今回は、1曲弾けるようになるまでの具体的な道のりをご紹介いたします。
やる曲を決める
まずは弾きたい曲を決めましょう。
大好きな曲がいいです。何度聞いても飽きない大好きな曲です。
1曲弾けるようになるまでに何度も何度も聞くのでほんとに好きな曲じゃないと続けられません。
youtubeとかでソロギター+好きな曲で調べると出てくるかもしれません、運が良ければup主がtab譜を配布してくれている可能性もあるのでもし配布されていればそれを練習させてもらいましょう。
楽譜を探す
やりたい曲が決まったらtab譜を探しましょう。
tab譜というのは普通の音符の楽譜ではなくて、
6本線の上に数字が書いてあるギターの楽譜です。
好きな曲+tab譜で検索して運が良ければ出てきます。
tab譜が見つからなければ、別の曲を探しましょう。おすすめの楽譜はソロギターのしらべです。私はジブリのソロギターのしらべで練習しています。曲ごとに難易度や解説がありとてもわかりやすい楽譜です。音源のCDもついているのでめっちゃおすすめ。音源のCDをBGMにするのも最高です。
楽譜を印刷またはコピーして書き込みができるようにしておくのがおすすめです。
音源を聞く
曲が決まって楽譜も手に入ったら音源を聞いてみましょう。
音源はソロギターのモノがいいです。
やはり最初はお手本があったほうがやりやすいですからね。
楽譜を見ながら音源を聞く
音楽を聞きながら楽譜を追いかけてみましょう。
なってる音楽が、どの小節のどの部分の音なのか注意して聞きます。
少しずつ弾いてみる
なんとなくわかってきたら、音を出して見ましょう。
一つ目の音が出せたら次の音、次の音出せたらその次の音。
ゆっくりでいいのでとりあえず音を出します。
この段階ですべてを弾こうとするのではなく、
「とりあえず1小節だけやってみるか」的なゆるーい感じで行きましょう。
文字通り1つの曲を1日1小節ずつ覚えていくやり方です。
毎日1小節練習すれば30小節の曲が弾けるので、
チャレンジしてみても面白いですよ。
「風立ちぬ」の「ひこうき雲」が確か31小節だったはず。
私はこの曲で1日1小節チャレンジをやりました。
実際にやってみるとどうしても弾けない、
難しい小節にぶちあたったりして苦戦した覚えがありますができないなりに頑張ればそれなりにできるようになるので、毎日コツコツやる事って大事なことだなと思い知らされます。
「千里の道も1歩から」ということわざが
あるように、長い道のりも1歩1歩進んでいくことによってようやくたどり着けます。
「1曲完成させるのも1小節から」と思って
地道に練習しましょう。
苦手な部分をピックアップ
練習してると、スムーズにできる小節と、全然弾けない小節やフレーズがでてくると思います。可能であればその部分を丸で囲んだり、ラインマーカーをひいたりして自分が苦手なぶぶんや弾けない個所をマーキングしておきましょう。
苦手な部分を把握しておけば、重点的に練習ができるし、もし弾けなかったとしても、苦手なとこやしなー。ま、しゃーねーわな。ぼちぼち練習しよ。ってなかんじで切り替えていけばOKです。
似ている個所をピックアップ
曲を練習していると、あれ、この小節、さっきやったのと似てるなーとか、同じ個所があったりします。似ている個所や同じところを、同じ色や形(△とか□とか)でマークアップします。
1曲の中に似通っている部分を見つけることで、この小節が弾けるようになったから、こっちも同じ感じで弾けるはず。とか、そういう感じで出来るところを増やしていきます。
音源と一緒に演奏してみる
ある程度弾けるようになって来たら、音源を聞きながらギターを弾いてみましょう。イヤホンを片耳だけ入れると、音楽と、自分が奏でる音両方が聞き取れるようにしましょう。イヤホンの音量も調節してみてください。
音源と一緒に演奏すると、間違った音を出していたり、タイミングがずれていたり、そもそも間に合わなかったり、いろいろできない部分が出てくると思います。
出来なかった部分を楽譜に書き込んだり、音源を聞きながら何度も同じところを練習したり、楽譜を見直したり、少しずつ音源に近づけるようにします。
日々練習する
毎日やってると、少しずつですが成長しているので、1ヶ月前にはできなかったことができるようになっていると、達成感があります。初めて自転車に乗れたようなそんな感覚。弾けないフレーズが弾けるようになるごとに、成長を感じるしそれがとてもうれしいです。
大人になると、毎日同じことの繰り返しで、なんの成長も感じられなくてうんざりしてきますが、できなかったことができるようになると、まだこんな自分でも成長できるんだなと、ちょっとワクワクしてきます。
昨日の自分を超えてゆく
ほんとに少しずつでいいので、毎日ギターに触れること。毎日弾いているとだんだん習慣になってきます。何かをマスターしたい時は習慣にしてしまうのが物事をマスターする時の近道だと思っています。
毎日歯を磨くように、ごはんを食べるように、息をするくらい、自然に弾けるようになれたらいいですね。